ソニー、新アクションゲームスタジオ「teamLFG」を設立 バンギーと共同
ソニーは新たに設立したPlayStationスタジオ「teamLFG」を発表し、近々公開予定の初タイトルについてほのめかしました。
PlayStationブログで、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのスタジオビジネスグループCEOハーメン・フルスト氏は、teamLFGが当初『Destiny』や『Marathon』の開発元Bungie社内で結成されたことを明らかにしました。同スタジオは現在、フルスト氏が「特にワクワクする」と表現する「野心的な」インキュベーションプロジェクトを開発中です。
スタジオ名「teamLFG」——ゲーム用語「Looking For Group」(メンバー募集中)に由来——はソーシャルゲーミング重視の姿勢を示唆。デビュー作は格闘ゲーム、プラットフォーマー、MOBA、ライフシミュレーション、そして「カエル系ゲーム」と称する要素を融合したチームベースのアクションゲーム。オリジナルのSFファンタジー世界観を舞台に、奇想天外でユーモアあふれる世界が展開されます。

「私たちの使命は、プレイヤーが友情やコミュニティ、帰属感を見出せるゲーム制作です」とスタジオは説明。「ログイン時に既に仲間がオンラインに集まっているのを見て心から歓びを感じられる世界を追求します。プレイヤー同士の認識可能な絆を育み、『試合の流れを一変させる記憶に残る伝説的プレイ』といった共有体験を創出することが目標です」
同スタジオは、膨大な時間をかけて習得可能な深層アクションシステムを基盤とした没入型マルチプレイヤー世界の構想を掲げています。開発期間中のみならずライブサービス運用段階までプレイヤーからのフィードバックを柔軟に反映させるため、早期段階からコミュニティをプレイテストに巻き込む方針です。
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このプロジェクトは当初Bungie社内のインキュベーション企画として開始され、後に独立スタジオへ移行しました。分離は2023年、ソニー買収後のBungieが財務目標を達成できず実施した大規模レイオフ期に行われました。初回の2023年11月に約100名、2024年にはさらに220名(従業員の約17%)が影響を受けましたが、155名はソニー・インタラクティブエンタテインメント内で異動となりました。
リストラ後、『Destiny 2』には元Bungieスタッフがソニーの影響と公言する複数の改善が見られました。Bungieはその後、エクストラクションシューティング『Marathon』を正式発表し『Destiny 2』の将来ロードマップを提示。一方で『Destiny 3』計画を凍結し、スピンオフプロジェクト『Payback』をキャンセルしたと報じられています。