NetherRealm、MK1のDLC開発を終了し新プロジェクトへ移行
ワーナー・ブラザースはモータルコンバット1プレイヤーに衝撃的なニュースを伝えた。ディフィニティブエディションリリース後、新規DLCキャラクターやストーリー拡張は一切追加されない。この発表はネザーリアルム社が約束していた長期サポート方針と矛盾する内容だ。
MK1、シリーズの期待に届かず
500万本を売り上げ、シリーズ累計1億本突破に貢献したものの、モータルコンバット1は前作MK11の記録的な成績には及ばなかった。2019年リリースのMK11はシリーズ最高の1500万本以上を売り上げており、MK1の現在の売上を大きく上回っている。
エド・ブーン氏が2024年9月につぶやいた「継続的なサポート」の約束は、ネザーリアルムが謎の新プロジェクトに完全移行した今、空虚に響く。スタジオは定番のパターンを踏襲しており、MK11も発売2年後に開発がMK1へ移行した際、同様に見捨てられた。
「ファンの失望は理解している」とワーナー・ブラザースは声明で述べた。「だがチームは次のプロジェクトを例外なく傑作にするため全力を注ぐ必要がある」
ネザーリアルムの次なる一手は?
2025年3月のT-1000ゲストファイターがMK1最後のコンテンツアップデートとなる。噂はネザーリアルムの次回作に移り、スタジオが交互に手がけるフランチャイズのスケジュールから見て、インパクト3が最有力とみられている。
ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの経営陣は依然としてモータルコンバットを主要フランチャイズと位置付けており、最近の投資家向け説明会で4つのコアゲーミングIPの一つに挙げた。近々公開予定のモータルコンバット2映画は、MK1の苦戦にも関わらず商業的可能性を保っていることを示唆している。
1月のサプライズとして登場した「ピンクの忍者フロイド」秘密対戦が一時的にコミュニティの活気を取り戻したことは、プレイヤーが依然として発想豊かなポストリリースコンテンツを求めている証左だ。これが開発終了をなおさら残念にさせている。
同スタジオのパターンから推測すると、インパクト3は数ヶ月前から開発に入っている可能性が高く、これ以上のコンバットパックやストーリーDLCを期待するMK1プレイヤーは、次なるシリーズ復活サイクルを待たなければならないだろう。