ニュース 『サイレントヒルf』、オーストラリアでのレイティング審査で不合格

『サイレントヒルf』、オーストラリアでのレイティング審査で不合格

著者 : Scarlett アップデート : Oct 19,2025

コナミの近々発売予定のホラータイトル『Silent Hill f』が、オーストラリアで審査拒否(レフュージング・クラシフィケーション)を受け、一時的に同国内での販売が禁止されました。しかし、このRC判定はオーストラリア分類委員会自身ではなく、自動化されたシステムによって発行されたものであり、この決定は最終的なものではない可能性を示唆しています。

コナミはオーストラリアでの現地販売を直接扱っていませんが、IGNは明確化を求めてその地域パートナーに連絡を取っています。

『Silent Hill f』の審査拒否に対する具体的な理由は明らかにされていません。オーストラリアが2013年にゲーム向けにR18+レーティングを導入して以来、拒否の対象は通常、未成年の性的行為、性的暴力、または薬物使用の奨励の描写に関わるものです。特筆すべきは、『Silent Hill: Homecoming』が、2008年に生々しい拷問シーンのために同様の困難に直面したことです。この問題は、後に編集された映像によりMA15+レーティングを確保することで解決されました。

再生

現在の調査結果から、『Silent Hill f』のレーティングは、主にデジタルゲームとモバイルゲーム向けに設計された国際年齢評価連合(IARC)の自動化システムによるものであることが明らかになりました。このオンラインツールは、出版社が提出するコンテンツ質問票を分析して地域ごとのレーティングを生成し、オーストラリアのデータベースがこれを自動的に公開します。

オーストラリアは、モバイル向けリリースの膨大な量を管理するために、2014年にこのデジタル専用システムを採用しました。過去のデータによると、IARCのレーティングは人間による評価よりも厳しいことが多く、2019年の『Kingdom Come: Deliverance』と『We Happy Few』に対する誤った禁止報告がその証左です。

無料のIARCシステムは特にインディー開発者にとって有益ですが、パッケージ版のリリースには依然として委員会による審査が必要です。分類委員会は最終的な権限を保持しており、いかなるIARCの決定も覆すことができます。

オーストラリアの出版社は、拘束力のある判定を行う訓練を受けた分類官を利用するか、または委員会の承認を必要とする推薦を行う評価官を利用することができます。

『Silent Hill f』のオーストラリアにおける運命は不透明なままですが、本作は日本の厳格な18歳以上対象レーティングを獲得したことで、シリーズ初の事例となります。